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タマネギの栄養と効用 辛味と香りの硫化アリルが疲労・不眠症を治療 一般に玉ねぎというと黄色種のものを指しますが、ほかに、シチューなどに使われる小玉ねぎや、おもに生食される白玉ねぎ、紫玉ねぎがあります。 原産地は中央アジアで、日本へは明治期に輸入されましたが、一般化したのは戦後洋食化が進んでからのことです。 病気を治す/病気の予防 ・不眠症 ・精神不安定 ・高血圧 ・疲労 栄養と健康物質 辛味成分の硫化アリルに薬効あり ビタミンC(100g中含有量) 7ミリグラム カリウム 160ミリグラム カルシウム 15ミリグラム 鉄 30ミリグラム 独特の辛みと香りは、硫化アリルによるものです。 これには、消化液の分泌を助け、新陳代謝を盛んにしたり、ビタミンB1と結合してアリチアミンとなり、ビタミンB1の吸収をよくするはたらきがあります。 そのためビタミンB1不足からくる疲労、食欲不振、不眠、精神不安定、精力減退などに効果があります。 硫化アリルには、血液凝固を遅らせるはたらきもありますから、糖尿病、高血圧、動脈硬化の予防にも有効です。 薬効と利用法 皮にも薬効がある 肩こりには、おろし玉ねぎ、おろししょうが、みそをよく混ぜて患部に湿布します。 筋肉疲労には、玉ねぎ、大根、しょうがのおろしを同量ずつ混ぜ、小麦粉を加えて練ったものを湿布します。 神経疲労、不眠には、夕食に生の玉ねぎを食べると効果があります。 皮を煎じて飲むと、高血圧、動脈硬化の予防になります。 参照文献:「がんを予防する食品ガイドブック」 |
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