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キュウリの栽培法

家庭菜園で「キュウリ」を作ってみよう!(基本編)

キュウリは、大きく分けて地這い性と立ち性の品種があるが、家庭菜園では広い面積の必要としない、立ち性種が向いています。


*
キュウリ栽培のポイント

1、連作障害(2〜3年)に注意すること。
2、節間のつまった苗を浅めに植える。
3、下から3段目まで脇芽を取って、風通しをよくする。
4、定植語の苗の保温と乾燥防止マルチングをする。。
5、最初の実は小さい時に収穫する。


*キュウリの栽培カレンダー
 
 3月−−・

 4月−−・

 5月−−・定植

 6月−−・整枝・収穫     

 7月−−・収穫・追肥・

 8月−−・収穫・追肥

 9月−−・

10月−−・

11月−−

12月−−

1月−−-

2月−−-



1 キュウリの品種選び

栽培面積が狭くても栽培できる立ち性の品種を選ぶ。
家庭菜園では、市場に出回らないブルームキュウリも選択可能です。ブルームキュウリは昔ながらの品種で、皮が薄くおいしいが、白い粉を吹いたような姿で 見栄えが悪いので、あまり作られていない。)


品種 特徴
夏すずみ−−−−− ブルームキュウリ、皮が薄くみずみずしい。
新北星-−−−−−−−ブルームキュウリ、皮が薄くみずみずしい。



2 苗選び

キュウリの苗は、5月の連休明け頃に求める。早く植えつけると遅霜に合う恐れがあります。

良いキュウリ苗の選び方
・葉が元気に広がっている苗
・節間が詰まっている苗
ポイント・解説
割高ですが連作障害がないので、カボチャの苗の接木苗がオススメです。



3 土作り・畑作り 定植1週間〜10日前まで

・ウネ 幅70センチ、長さ2メートルに苦土石灰 300CCを畑に全面散布して、深く耕す。
・ウネの中央に幅30センチ、深さ30センチの溝を掘り 化成肥料500CC、堆肥6リットル
 、過燐酸石灰50CCを混ぜ合わせものをいれる。
・両側の土手の部分に、過燐酸石灰を50CCまいて、土と一緒に埋め戻す。
・高さ10センチの床を作る。

ポイント・解説

*キュウリの根は、浅く広く張る性質があるが、夏の暑さや乾燥に耐えるためには、根を深く張らせるのがポイントになります。そのため、肥料を深いところに施して根を誘導します。

*過燐酸石灰は、葉や茎を大きくするに役立つ成分なので、土手の部分にまいて埋め戻すと根が伸び始めてすぐに効かせることができます。


4 マルチング

・畑に水を撒く(適度に湿っていれば撒かなくてよい。)
・穴なしマルチを敷いて、株間40〜50センチの2条の穴をあける。

ポイント・解説
*マルチングの効果は、地温をアップすることと、乾燥防止がありますので、*雨のときの泥はねがないので、病害虫を防ぐ働きもあります。



5 キュウリの定植

・買ってきたキュウリ苗を、水を入れたバケツにポットごとつける。
・充分に水を含ませたら、水から上げて余分な水分をきる。
・ポットの鉢土を崩さないように、ポットから抜き取り、マルチの穴に移植する。
・浅く垂直に植えつける。
・苗が周りの土と密着させる程度に水をかける。
・苗の茎が風で折れないように、仮支柱を斜めに立て、ひもで、苗と支柱を8の字に 回してゆるめにかける。
・5月上旬の遅霜対策と風除けに寒冷紗をかける。

ポイント・解説
*キュウリは、風に弱いので風のある日や雨天は避け、風除けに寒冷紗をかける。
*寒冷紗がない場合は、スーパーレジ袋の底を切って割り箸を4隅に立てて、上からかぶせる。



6 支柱立て・整枝

・定植後2〜3週間たったら寒冷紗と仮支柱をはずす。
・苗1本1本に2メートルくらいの支柱を立て、合掌型に組み合わせる。
・横木を渡して、ヒモで結ぶ。
・茎を誘引してヒモで結ぶ。

ポイント・解説
*支柱の代わりにキュウリネットの使うの良いです。はじめに誘引してやれば、あとはキュウリが自分でネットにからみついていくので、その後の誘引の手間がかかりません。
*強風にも耐えられるようしっかりと作ること。


7 整枝
・脇芽がたれて地面についたり、風通しが悪くなると病害虫が発生しやすくなるので、下から 3段目までの脇芽をとる。
・キュウリは下のほうをすっきりさせて、上の段で実をつけさせるのがコツです。
・脇芽に花を2〜3個つけさせて、その先の芽を摘み取る。



8 追肥・土寄せ・管理

・5月下旬から6月にかけて茎がどんどん伸びてくるので、ひんぱんに支柱に結わえる。
・収穫間近になったら、マルチの外側に化成肥料200CCを10日毎に追肥する。

ポイント・解説
*根元にまくと、キュウリは根が浅いので肥料焼けをおこすので、マルチの外側に
*水不足や肥料切れになると、曲がったり下ふくれのキュウリになるので、追肥や潅水をする。



9 収穫・保存

収穫
・20センチ前後ののおおきさになったら収穫する。
・収穫が遅れると、木が疲れてくるのでは早めに収穫する。
・はさみを使って収穫

保存
・一時に多く収穫になってしまうので、漬物にして保存



キュウリの作り方Q&A

交配しなくても実はとまりますか?

栽培するうえで交配の必要性はまったくありません。

キュウリには雄花と雌花があり、子房をもつ雄花のほうが果実になります。

品種によっては、早くから雌花が咲き始め、雄花はごく少数しかないものもありますが、一般に、雄花が先に咲き始め、あとから雌花が咲いてきます。

この雌花は、花粉がまったくつかなくても、花粉がついたものと同じ早さで実が太る性質をもっています。
同じ雌雄異花のスイカ、カボチャ、メロンとは違って、交配に必要は全くありません。

花粉をつけなくても、普通の品種なら径7〜8cm、長さ30〜40cmにもなります。

ただし、この中には種子は入っていないので、種取りの場合には、人工的に交配しなければなりません。



参考文献:家庭菜園大百科


キュウリの葉に黄褐色の斑点がついたのはなぜか?

べと病、炭疽病などが原因です。初期防除が一番大切な作業になります。

畑に植え付けてようやく伸び始めるころには、下葉の方に黄褐色の病斑がつきはじめることがあります。

葉脈と葉脈の間を塗りつぶすように径1〜2cmの角張った病斑が出るのは「べと病」、径1〜1.5cmぐらいの円形の病斑が出るのは「炭疽病」、葉の周辺部に近いところに小さく出るのは「斑点細菌病」です。

肥料不足で栄養失調のときや、込み合って風通しの悪いとき、また、雨上がりに出やすく、いずれもキュウリの大敵で、致命的な被害を受けることもあります。

対策としては、発見しだいできるだけ早く、ダコニール1000、ジマンダイセン水和剤などの所定濃度液を葉の表裏によくかかるように、ていねいに散布します。

雨上がりに散布するのが一番効果的です。

そのとき、多量の病斑が集中的についている葉は取り除いてから、薬剤をかけるようにします。

また、斑点細菌病には、ビスダイセン水和剤、カスミンボルドー水和剤などが効果的です。

激発してからは、いくら散布しても完全防除は不可能ですので、斑点が出始めたら2〜3日おきに集中的に散布し、病害をくいとめるようにします。

苗を植え付け、活着して盛んに伸び始めるころに、第1回の薬剤散布W行い、

そのあとは発生の状態を見て、1〜2週間に1回くらいかけるようにしないと完全な防除は難しいでしょう。



参考文献:家庭菜園大百科

曲がったキュウリやお尻が太いキュウリが増えてきたのはなぜか?

肥料不足なので、速効性の化成肥料などを用いて一日も早い草勢の回復させる。

キュウリは、果実が取れ始めてしばらくの間は色や形のよい整形果が多く取れるのですが、しだいに曲がり果や尻太果、尻こけの果実が多くなってきます。

曲がり果は、見た目がよくないだけで食べるには問題ありません。

正常果は、最適期の6月ころに花が咲いてから12〜15日で、100〜120gぐらいの収穫果になるのが普通ですが、尻太果は、たいてい20日以上もかかっていて、多くは尻の部分に種がかなり発達して、下のほうがふくらんでいます。そのため、品質も悪く重症の状態です。

対策としては、一日も早く草勢を回復させることです。

肥大半ばの果実は、できるだけ全部取り除いて、速効性の化成肥料を施し、乾いていたら十分に水やりをします。

通路の部分が踏み固められていたら、浅くくわを入れて土をやわらかくしてやります。

このとき、病害におかされた葉は取り除くことも大切です。

新しく側枝から出ている葉に、役目を交代させるのです。
いずれにしても、果実を取り除いて一時収穫を休ませ、元気に回復させてから再出発しましょう。

カリが不足した場合に、このような症状があらわれやすいので、追肥の際にそれぞれの成分をバランスよく含んだ肥料を与えましょう。



参考文献:家庭菜園大百科

夏にキュウリの種をまいたが伸びてこないのはなぜ?

ネコブ線虫の被害でしょう。予防には堆肥と十分な灌水をしてください。

キュウリの栽培で、一番育てやすいのは、5月に苗を植え付けたものと、4〜5月に種をまいてテント栽培したもの。
ついで、5〜6月に畑にじかに種をまいたものとなります。

これに対して、育てるのが一番難しいのが、7月まきの夏栽培のものです。

発芽して本葉が1〜2枚になって、これからどんどん伸びなければならないときに、生育が止まってしまい、ついには枯死することが多いのです。

ネコブ線虫が根に寄生したことが原因の一つとしてあげられます。

根を引き抜いてみて、小さなこぶがつき、細い根が褐色になっていたら、この被害です。
堆肥不足や灌水不足で乾きすぎていたりすると、被害が出やすくなります。

また、高温下では、病状が一層ひどくなります。
土が乾いていたら、灌水して発育をうながしますが、伸びてこなければ栽培を断念せざるをえません。

本来の対策として、DD、DC、ネマトリン粒剤での土壌消毒が最も効果的ですが、ガス化するので、どこでも使うというわけにはいきません。

付近に家がなければ、畑全面にビニールを覆って消毒します。
消毒剤は、販売店で事情を説明して買い、説明書をよく読んで使います。

そのほかの対策として、マリーゴールドを一緒に栽培すると、線虫の種類によってはほとんど消滅します。
また、堆肥の多用も有効です。

同じ時期でも、よい土で育苗した苗を植えると、被害を大幅に減少させることができます。
参考文献:家庭菜園大百科

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