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ピーマンの栽培法

家庭菜園で「ピーマン」を作ってみよう!(基本編)

ピーマンは、子供にとって好き嫌いがありますが、カロチンとビタミンが豊富な夏野菜です。植えておけば、実はなるので、一家族で2〜4本で十分でしょう。

*ピーマン栽培のポイント
1、連作障害に注意すること(3〜4年)。
2、栽培期間が長く、多肥料を好むので元肥をたっぷりと施す。
3、地温が高くならないと根をはらないので、早植えは禁物
4、長期収穫になるので、肥料切れをおこさないように定期的に追肥をする。

*ピーマンの栽培カレンダー
 
 5月−−・定植

 6月−−・
      

 7月−−・収穫・追肥・更新剪定

 8月−−・収穫・追肥

 9月−−・収穫・追肥

10月−−・収穫・追肥

11月−−


 ピーマンの品種選び

家庭菜園では、特に品種はこだわらなくても作りやすい。
ピーマンはトウガラシの仲間の甘味種のことです。

一般的な緑のピーマンは未熟果を収穫したもので、パプリカ(カラーピーマン)は、通常の品種のピーマンと別種の大型ピーマンを完熟させたものです。
肉厚で甘いですが完熟するまで通常のピーマンの2〜3倍の期間がかかるので、害虫や病気になって、食べれないということもあります。
パプリカを未熟果で収穫しても良いです。


2 ピーマンの苗選び

・本葉が8〜10枚の茎が太く、節間のつまった大きな苗を選ぶ
・一番花のつぼみが開花する直前クラの苗。


3 土作り・畑作り 定植1週間〜10日前まで

・ウネ 幅70センチ、長さ2メートルに過燐酸石灰200CC 苦土石灰 300CCを畑に全面散布して、深さ30センチくらい深く耕す。
・ウネの中央に深さ30センチの溝を掘り 化成肥料500CC、堆肥4リットルいれる。
・ていねいに埋め戻して高さ10センチの床を作る。


4 マルチング

・ピーマンは、寒さに弱く暑さに強く、乾燥の弱い性質ですのでマルチをする。
・穴なしマルチを敷いて、株間50センチに穴をあける。

ポイント・解説
*マルチングの効果は、地温をアップすることと、乾燥防止がありますので、寒さに弱いピーマンにはお勧めです。
*雨のときの泥はねがないので、病害虫を防ぐ働きもあります。


5 ピーマンの定植
・地温が高くないと活着しないので、5月の連休を目安に果菜類では、最も遅く植える。
・買ってきたピーマン苗を、水を入れたバケツにポットごとつける。
・充分に水を含ませたら、水から上げて余分な水分をきる。
・ポットの鉢土を崩さないように、ポットから抜き取り、マルチの穴に移植する。
・畑より少し浮かせて、浅く垂直に植えつける。
・苗が周りの土と密着させる程度に水をかける。
・ピーマン苗が倒れないように、仮支柱を斜めに立て、ひもで苗と支柱を8の字に回してゆるめにかける。
・寒冷紗をかける。


6 脇芽取り
・定植後2〜3週間たったら、寒冷紗をはずして本支柱を垂直に立てて、ひもで結わえる。
・一番花から下の脇芽をとる
(脇芽とは、茎から出ている葉の間に出ている芽で、取らないと繁茂しすぎて、通風が悪くなり
 病気になりやすい。)


6 摘果
・一番花に実がなり始めるが、摘み取る。

ポイント・解説

*生育初期の2週間ほどは、株を充実させるため小さめのうちに収穫する。
*残しておいても、育ちが悪く形も悪いので早く摘み取る。


5 追肥・土寄せ・管理
・一回目の追肥は、収穫の始まる頃にビニールマルチの両側に化成肥料を適宜追肥する。
・2〜3週間ごとに、化成肥料をマルチの両側にまき土寄せをする。
・農家などでは、マルチの中に潅水チューブ等で潅水します。乾いてきたら株や通路に潅水をする。

ポイント・解説
*肥料切れは、葉の色が薄くなってきた等の兆候があるので追肥をすること。


6 収穫・保存

収穫
・開花後約2〜3週間で30〜40グラムに育つので収穫する。
・取り遅れていつまでも実をならせておくと、株は弱るのでは早めに収穫する。

保存
・大量に取れた時は、佃煮にして保存。


ピーマンの作り方Q&A

ピーマンを畑に植えたが、育ちが悪いのはなぜ?

日中の地温を高め、根の活動を活発にさせてください。

ピーマンの苗が店頭に並べはじめる時期は、トマトやキュウリが育つ温度にはなっていても、ピーマンにとっては、まだ4〜5℃低いということがよくあります。

果菜類のうちでピーマンは最も高音性で、順調に育つためには17〜18℃以上の地温が必要だからです。

対策としては、株のまわりの土をやわらげて、土中に空気を入れ、ポリフィルムを株の周囲に敷いてマルチすることです。

こうすると、日中の地温が高まって、根の活動をうながし、育ちがよくなります。

ウイルス病にかかった場合にも、新葉の緑が淡くなり縮んだ状態で、育ちが悪くなります。

この場合には、全株一様ではなく、株によって育ちの悪いものが出てくるという特徴があります。

その対策としては、ほかへの伝播を防ぐために引き抜くか、追肥で勢いをつけて病勢が弱まるのを待つことです。薬剤をかけても防ぐことはできません。



参考文献:家庭菜園大百科

ピーマンの花が落ちて困っています。

一時的にほとんど落ちてしまう場合には対策をとってください。

ピーマンは雄雌同花で、ナス、トマトと同様に無駄花ではありませんが、すべて実どまりし、果実として収穫できるわけではありません。

一人前の果実になるのは、つけた花のうち一般的に50〜60%でしょう。

ですから、花が落ちても着果するものが多ければ問題ありません。
問題なのは、一時的にほとんど落ちてしまう場合です。

対策としては、よく観察し、手遅れにならないよう早めに株のまわりへ1株当たり大さじ1〜1.5杯ほどの化成肥料をばらまいて追肥することです。

また、根が切れないようにかるくくわを入れ、土をやわらげて根に空気を送るようにします。

なお、ピーマンは、湿度に敏感なほうで、乾燥を嫌うので、旱天続きのときは灌水や敷きわらをすることも大切です。

花が落ちるのは、一般に実のなり疲れが多いので、追肥や灌水とともに、思いきって果実を若どりして株の負担を軽くしてやるのもたいへん効果があります。

特に、葉が病害虫にやられたり、追肥が手遅れになったときには、この果実の若どりが草勢回復への一番の近道でしょう。



参考文献:家庭菜園大百科

パプリカとピーマンのちがいはなんですか?

パプリカは色とりどりの完熟ピーマンをさします。


近年、わが国でも色とりどりの大形ピーマンが売り出され、パプリカの名をよく聞くようになりました。

パプリカは、はじめハンガリーから輸入された赤色、平形のピーマンにつけられた名でしたが、オランダからの輸入が増えるにつれて、それらの大形完熟ピーマンをパプリカと呼ぶようになってきました。

赤色、黄色をはじめ、オレンジ、紫、白、黒、茶など七色もあり、いずれも完熟にためにピーマン独特の強い臭みが少なく、甘みがあるので、彩りとともに食べやすく、人気が出てきています。

国産の完熟カラーピーマンも生産され、出回っていますが、形はひと回り小型のものが多いようです。
参考文献:家庭菜園大百科

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