アスパラの葉が倒れて枯れてしまうのはなぜですか? |
アスパラは、茎が細い割に、葉がよく茂るので、風に当たると大変倒れやすく、そのために枯れてしまうことが多いのです。
とくに、雨が降って葉が濡れると、その重みで、少しの風でも倒れてしまいます。
アスパラの茎がどんどん伸びるようになったら、すぐに支柱を立てて、ポリテープを横に張り、茎が倒れないようにしておきます。
あまり遅くなると作業がしづらくなるので、茎葉が周囲に広がらないうちに、早めに作業を進めてください。
畑に周囲に支柱を立て、園芸用のネットを張ります。
できれば、ネットは下の段と上の段の2段に張ると、倒れにくいです。
アスパラガスの栽培では、倒れてしまうと、枯れてしまいますので、倒さないことが大事です。
農家でビニールハウスに栽培しているのは、保温と風除けの効果が目的です。
参考文献 家庭菜園大百科
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茎に病斑が出て、上のほうが枯れてしまうのは病気ですか? |
これは、茎枯れでアスパラガスの大敵です。
この病気は、主として茎に発生しますが、葉柄にも出ることがあります。
はじめは、茎に沿って楕円形、淡褐色の病斑が生じ、やがて周囲に緑色水浸状に広がり、条斑のようになります。
この病斑部より上方の茎は枯れ、隣接の茎葉に広がってしまい、ひどくなると根にも及び、腐敗して、翌年の芽立ちが悪くなります。
梅雨期に発生し、雨滴とともに飛び散って広がるので、この時期に早期発見につとめ、発生を見たら、早めにダニコール水和剤、ユーバレン水和剤、トップジンM水和剤、ベンレート水和剤などの所定濃度液を散布します。
秋の台風シーズンにも、再び発病しやすいので、この時期の防除にも注意をはらいます。
秋に茎葉が枯れてきたら、ていねいに集めて、畑に葉が残らないよう焼却してしまい、来年に持ち越さないよう心がけましょう。
参考文献 家庭菜園大百科
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アスパラガスは、いつごろから収穫できますか? |
アスパラは、植付け2〜3年経って株が十分大きくなってから収穫してください。
親株の貯蔵養分によって芽が出ます。
アスパラは、伸びてきた若芽を収穫するので、はじめに株を大きくすることが、太くてよい芽を収穫するポイントです。
そのためには、植え付けた翌年に出てくる芽は、収穫しないでそのままおいて、株作りをします。
順調に育ったものは、翌々年から収穫します。
株が小ぶりなら、もう1年待って、3年後から収穫に入るようにしましょう。
出てくる芽を、どんどん取ってしまうと、あとの茎葉が弱くなってしまい、次の年によい芽が出てきません。
はじめの年は、15〜20日間くらい、芽が出しだい収穫し、あとは収穫しないで伸ばすようにします。
しだいに株が大きくなってくるので、次の年は30〜40日間、その翌年からは50日間くらい収穫しても大丈夫です。
しかし、この日数は、あくまでも目安です。
収穫を打ちきった後に、なお10本くらいの芽が出るようにすることが大切なのです。
収量が多くなるのは、4年目ころからです。
1回植えておけば、10年ほどもの長い間、そのままで収穫できるのは、大きな強みです。
収穫最盛期に入ってからは、はじめの収穫は、ごく短い日数にし、茎葉を大きく伸ばすと、次々に長い期間、若芽が出てくるので、早く芽を残して大きくし、その後に出る芽を少しずつ収穫していけば、夏から秋まで収穫できます。
参考文献 家庭菜園大百科
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アスパラガスの上手な肥料の施し方を教えて? |
元肥と追肥、そして毎年の冬の施肥を入念に行ってください。
アスパラガスは、肥料食いなので、たっぷりと与えましょう。
アスパラガスは、8年〜10年もの間収穫できる永年生なので、定植時の元肥は、株の下に当たるところに、ワラや落ち葉など粗い有機物、バーク堆肥を多く与えます。
芽の収穫を終え、茎葉が盛んに生長しはじめたら、株のまわりに油粕や化成肥料などをばらまき、勢いよく育てて、来年のための根株への栄養の蓄積をはかります。
秋に地上部が枯れたら、それをていねいに集めて焼却します。
そして、畝の側面に溝を掘り、堆肥と油粕、化成肥料などを追肥しておきましょう。
アスパラガスの芽が出ない原因のひとつに肥料不足があります。
参考文献 家庭菜園大百科
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