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糖尿病はなぜこれほど増えたのですか?


糖尿病は現代病とも文明病ともいわれ、生活が向上するにしたがって増える傾向にあります。大きな原因は肥満です。


日本でも、1960年頃には、20万人ほどしかいなかった糖尿病の患者さんが、1990年には500万人に増えています。


40歳以上で、まったく糖尿病の心配のない人は、6割程度にすぎないといわれ、わずか30年間のうちに、25倍にも激増しているのです。


戦後の経済成長によって物質的に豊かになるにつれ、糖尿病が急速に増加しました。


現在、日本では「40歳以上の10人に1人が糖尿病」といわれています。
さらに「境界型」といわれる、糖尿病予備軍は、糖尿病の患者さんの2倍はいるとされています。

アメリカの日系人は、5人に1人が糖尿病であるといわれています。いずれ日本でも、現在の倍近くまで増えるのではないかと懸念されています。



原因@運動不足

糖尿病の増加の最大の原因は、「肥満」です。
日本人が太ってきたことにあるようです。

実際、糖尿病の患者さんを調べてみると、現在は痩せていても、以前は太っていたという人が非常に多いのです。


肥満の原因といえば、「食べ過ぎ」が考えられますが、むしろ「運動不足」に原因があるのではないかと考えられます。

自動車の保有台数の増加で、生活が機械化されることによって、人々は体を動かさなくなっています。

運動不足になると、食事でとった糖質をエネルギー源として利用する筋肉の量も減ってしまうので、これも糖尿病の誘因になっているといえます。

原因A食生活の変化

「食生活の欧米化も」糖尿病の大きな誘因になっていると考えられます。

最も関係が深いと考えられるのが、ご飯などの穀類(でんぷんを主とした炭水化物)の摂取量が極端に減っていることです。
それに対し、同じ糖質でも砂糖の消費量は増えています。

穀類に含まれているでんぷんは、消化管の中でゆっくりブドウ糖に分解されて吸収されますが、砂糖は素早く分解・吸収されるので、血糖値が急速に上昇します。


血糖値の急激な上昇は、糖尿病を招く原因です。


また、肉や魚などの動物性たんぱく質の摂取量が増えていることも、
糖尿病の増加に関係があると思われます。

肉類はインスリンの分泌量を増やしますが、長く続くとインスリンを分泌する力が弱くなってしまうと考えられます。



原因B肥満

日本人の肥満度は時代とともに上昇し、それにつれて糖尿病の患者さんも増えています。

太っている人というのは、一般に、早食いで大食いの傾向があり、食べることでイライラを発散している人も少なくありません。
「ストレス」も血糖値を上げる原因となっているのです。




参考文献:別冊NHKきょうの健康「生活習慣病の医と食の事典」

糖尿病の主な症状は?


糖尿病の発症のメカニズムは?

糖尿病はなぜこれほど増えたのですか?

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