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がんとはどういうものか

日本人のがんの現状

がんは、昭和56年以来、日本人の死因の第一位を占めています。

 がんは、高齢になるほど多くなる病気なので、社会の高齢化が進めば、がんで亡くなる人も多くなります。
がんの増加は、日本人が長寿になったためといえるのです。

ただし、ひと口にがんといっても、臓器別の死亡率を見ると、時代とともに変遷があります。
かつて日本人のがんの代表であった「胃がん」は、昭和40年代から男女とともに減り続け、肺がん、大腸がんなどが増えてきています。

女性では、子宮がんが減り、乳がんが増えてきています。

こうした変化の背景にあるのは、食生活を中心としたライフスタイルの欧米化と考えられています。

「がんは遺伝する」といわれますが、実際には遺伝性のがんは、がん全体の5%以下にすぎません。

ほとんどのがんは、主として環境的な要因で起こると考えられているのです。


医療技術の進歩により、がんは、早く見つければかなり治せる病気になってきました。がんの発症を防ぐ、「一次予防」と、早期発見、早期治療を行う「二次予防」とが、がん対策の大きなカギになります。

がんとはどういう病気か


がんになるといっても、がん細胞が突然外部から侵入してくるわけではありません。がんはもともと私たちの体の一部で、細胞にある遺伝子が、発がん物質などの刺激による傷が積み重なることで発症するものです。


体の一部の細胞が無秩序に増殖したものを「腫瘍」と言いますが、なかでも周囲の組織を壊しながらどんどん増殖し、体に害を及ぼすものを「悪性腫瘍」と呼んでいます。 これがいわゆる「がん」です。


成長を終えた人間の体では、通常、新しい細胞が出来ると古い細胞が死ぬというように、入れ代わりながら、細胞の数はほぼ一定に保たれています。
ところが、がん細胞は、無秩序に増殖を続け、周囲へと浸潤したり、転移したりして、ほかの臓器の障害を招き、生命を脅かすことにもなります。

これに対し、大きくなるとしても、その速度が非常にゆっくりで、放置してもあまり心配のない腫瘍を「良性腫瘍」といいます。
子宮筋腫やポリープなどが代表的なものです。


ただし、最近の研究では、良性腫瘍と悪性腫瘍とがまったく別のものとは考えられなくなってきました。
一部の良性腫瘍は、何段階かの悪性化のステップを経て、がんになることもあることがわかってきたからです。


がんの種類



一般には「悪性腫瘍(悪性新生物)」のことを「がん」と総称していますが、正確には「がん」とは、上皮細胞に発生する悪性腫瘍を指します。

これに対し、上皮細胞に発生する悪性腫瘍は「肉腫」と呼び、医学的には発生する組織によって、この2つの名称を使い分けています。


がん


皮膚や、消化管や呼吸器などの粘膜、内臓を形成する上皮細胞に発生する悪性腫瘍で、組織の型の違いにより「扁平上皮がん」「腺がん」「未分化がん」の3つに分けられます。
未分化がんとは、扁平上皮がんにも腺がんにも分類できないものです。


がんは通常、発生する部位によって、胃がん、食道がん、肺がんと呼ばれていますが、組織の型からいえば、胃がんは腺がんであり、食道がんは扁平上皮がんということになります。

肺がんには、腺がん、扁平上皮がん、未分化がんのいずれも見られます。

組織の型によって、がんの性質に違いがあり、進行の仕方や治療法も異なってきます。


肉腫


骨や筋肉、脂肪、血管、神経などの上皮細胞以外の細胞に発生する悪性腫瘍です。

血液の悪性腫瘍と呼ばれる白血病や悪性リンパ腫も肉腫の一種として扱われます。


参考文献:別冊NHKきょうの健康「生活習慣病の医と食の事典」

がん 主な症状

食べ物に含まれる発がん抑制物質

がん 食生活の中の危険因子

がん 何が原因になるのか

発がんのメカニズム

がんとはどういうものか

生活習慣とがん



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